二重濾過血漿交換法(DFPP)により分離された血漿をポンプで再循環させ、さらにこの循環ラインの一部に加温器を設けることでライン内を流れる液を加温します。
■血漿処理量が増加する
加温することにより、血漿蛋白による粘性を低下させ、血漿処理量を増加させます。
■閉鎖回路である
廃液が開放されないため、感染対策にも有効です。
■アルブミンの回収率が上昇する
加温により、アルブミンの膜透過性が上昇します。
平成27年3月15日
宮野英三 閉塞性動脈硬化症とC型慢性肝炎を合併した当院慢性維持透析患者の加温式リサーキュレーション(DF-Thermo)治療を施行した使用経験 第84回大阪透析研究会 大阪国際会議場