急性腎障害とは数時間から数日の間に急に腎臓が悪くなってしまうことを指します。
尿から老廃物を体外に排出できないだけでなく血圧やイオンバランスが調整できなくなってしまいます。
原因をつきとめ治療を行い透析治療等でバランスを取り戻す必要があります。
慢性腎臓病とは腎臓の機能が低下して3ヶ月以上経過した状態のことをいいます。
現在日本で慢性腎臓病は成人で5人に1人程度ですが、80歳台では2人に1人と年を経るにつれて高くなっております。
慢性腎臓病は糖尿病や喫煙・高血圧などといった生活習慣と関連しております。
早期発見できれば寛解できる可能性もあります。
腎臓の働きが悪くなると最終的には尿が出なくなりますが、悪くなっていってる状態ですと反対に増えることもあります。
1.夜間尿(頻尿)
夜間に何度も何度もトイレで起きてしまう。日中時間でも1日8回以上トレイに行ってしまう。
腎臓の働きが悪くなり尿を濃縮できなくなり何度もトイレに行くという症状がみられます。
2.むくみ
腎臓の働きが悪くなり水分を体外へ放出できなくなり体内で過剰な水分が溜まっている状態です。
特に足のむくみが多く、むくみ部分を強く押すと指の跡がへこんで戻らなくなります。
3.だるさ
末期の腎不全でみられる症状です。腎臓がほとんど働かなくなり毒素が溜まっている状態です。
この毒素のせいでだるさを感じることが多くあります。
末期の症状でよくみられますので、この場合ですと透析などを検討する必要があります。
4.貧血
腎臓には赤血球を作るお手伝いをする機能があり、働きが低下すると腎臓由来の腎性貧血を起こします。
採血などで分かる場合が多く、徐々に進行していくため気づかれない方もいます。
当院では急性腎障害・慢性腎臓病どちらも診ることができます。
健康診断の結果が良くない、体に異変を感じた場合、まずはクリニックに相談してください。
TEL:06‐6843‐1015